被害にあわれた教員の方々は、怖くてずっと誰にも言えず、毎日のパワハラに怯え、本当に辛かったと思います。
それでも好きな仕事・生徒たちの笑顔に支えられて頑張っていたのに、それすらも利用し、被害者が何も言わないことを良いことに、パワハラ行為を続けていた加害者たちに私は怒りを覚えてなりません。
私も以前は、小学校、中学校、高校でのいじめ、そして職場での嫌がらせ等、たくさんの嫌なことを経験してきました。
それでも今は診療所を立ち上げるまでに至ることができましたが、過去の「トラウマ」を完全に解消することは難しく、無意識に辛い思い出がフラッシュバックすることもあり、非常に苦しい思いをするときが未だによくあります。
被害にあわれた先生方も今後このようなトラウマと一生闘っていくことになるのです。
その辛さの意味を、いじめる側の人に、どうか知って頂きたい。そしてどうか、いじめなどという愚かな行為をしないで欲しい。
また、子どもたちの前で事件を晒してしまった意味をよく理解して欲しい。
今後、いじめをやっている子どもたちがいたら、我々はどう注意すれば良いのでしょうか。
おそらく子どもは「大人もやっているんだから、いいじゃないか」と反発するでしょう。
また、大人への信頼が薄れ、自分の道を見誤ってしまう子どもたちも出てくるでしょう。
昨今の不登校や引きこもり問題の増加問題に拍車をかけるような事件でもあったと、私は思いました。
今後も私は、理不尽に心に傷を負ってしまった方々の味方であり続け、不登校の子どもたちの心の支援や、一般の方に対するトラウマやストレスなどの心のサポートに、従事させていただきたいと思います。
こにし心理相談所代表 小西
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